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第五百七十九話
本を読みながらコーヒーを飲む。
このひとときはたまらない。
特に推理小説は楽しい。
犯人を当てるのは得意だ。
二階から見ると、外に妻の姿。
「ん?」
デッキブラシをもっている。
町内会の掃除は来週のはずだが。
「おーい、掃除は来週だろう」
窓を開けて声をかける。
「違うの、玄関に大きな蜘蛛の巣」
「あったっけ」
「ええ、ガラス戸の上」
嫌な予感。
「すぐ降りるから」
ガチャン。
待たないんだよな、そして失敗をする。
セオリー通り。
本を読みながらコーヒーを飲む。
このひとときはたまらない。
特に推理小説は楽しい。
犯人を当てるのは得意だ。
二階から見ると、外に妻の姿。
「ん?」
デッキブラシをもっている。
町内会の掃除は来週のはずだが。
「おーい、掃除は来週だろう」
窓を開けて声をかける。
「違うの、玄関に大きな蜘蛛の巣」
「あったっけ」
「ええ、ガラス戸の上」
嫌な予感。
「すぐ降りるから」
ガチャン。
待たないんだよな、そして失敗をする。
セオリー通り。