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第五十六話

 ハンバーグをこねていると、孫がやって来た。

「おばあちゃん、何やってるの?」

「じん君の好きなハンバーグ作ってるの」

「わーい」

「何のお肉なの?」

 すると、夫がふざけて呟く。

「おばあちゃんの腹の肉だぞ」

「えっ?」

「すごい霜降りだから美味いぞ」

「えっ? おばあちゃんホント?」

 返事を聞かず外に走り出した孫。


 やがて友だち三人を従えて戻ってきた。


「うちのハンバーグ、おばあちゃんの腹の肉だって。すごいだろ!」


 いやん。

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