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第五百五十六話
暖かいと人は言うが、十分に寒い僕の部屋。
妻は一人でこたつに入り、テレビを独り占め。
だが、この居心地の良さがたまらない。
引き出しからこっそりチョコレートを出す。
インスタントコーヒーに実にあうのだ。
二階に駆け上がる音。
「あなた」
「あちちち」
「何慌ててるの」
「急に開けるなよ」
「あ、チョコレート。私にもちょうだい」
「一つだけだよ」
「ケチ、もう一つ」
「これっきりだぞ」
「はいはーい」
あれ、何の用だったんだよ。
暖かいと人は言うが、十分に寒い僕の部屋。
妻は一人でこたつに入り、テレビを独り占め。
だが、この居心地の良さがたまらない。
引き出しからこっそりチョコレートを出す。
インスタントコーヒーに実にあうのだ。
二階に駆け上がる音。
「あなた」
「あちちち」
「何慌ててるの」
「急に開けるなよ」
「あ、チョコレート。私にもちょうだい」
「一つだけだよ」
「ケチ、もう一つ」
「これっきりだぞ」
「はいはーい」
あれ、何の用だったんだよ。