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第五百五十二話
朝からにぎやかな音が台所から聞こえる。
「これもいらない、それもいらない」
指さし確認で何かしている妻。
「何してるの」
「近所の幼稚園でバザーの品物が足りないから頼まれちゃって」
「そのコップ初めて見た」
「でしょう、私も忘れてた。ビールを一箱買ったらおまけにくれたのよ」
「いつ?」
「うーんと四年前」
「このお皿は?」
「甥の結婚式の引き出物」
「えー? もう娘が高校受験だろ」
「早いわねえ」
違う違う。
置きすぎだろう。
朝からにぎやかな音が台所から聞こえる。
「これもいらない、それもいらない」
指さし確認で何かしている妻。
「何してるの」
「近所の幼稚園でバザーの品物が足りないから頼まれちゃって」
「そのコップ初めて見た」
「でしょう、私も忘れてた。ビールを一箱買ったらおまけにくれたのよ」
「いつ?」
「うーんと四年前」
「このお皿は?」
「甥の結婚式の引き出物」
「えー? もう娘が高校受験だろ」
「早いわねえ」
違う違う。
置きすぎだろう。
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