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第五百四十五話
口紅が残り少なくなってきた。
でも、これを使い切る人がどれぐらいいるかしらん。
「新しい色が欲しいわ」
「いっぱいあるじゃないか」
「春の新色よ」
「去年の春の新色があるだろ」
「それは新色と言わないの」
「どれも一緒に見えるけど」
「いやあね、私に興味がないからよ」
「あるとも」
「ふん、じゃ、今日の服はいつ買ったものか知ってる?」
「え? いつも着てるだろ」
「そうよ、いっつもいっつもこれ!」
そういういい方はずるいよ。
口紅が残り少なくなってきた。
でも、これを使い切る人がどれぐらいいるかしらん。
「新しい色が欲しいわ」
「いっぱいあるじゃないか」
「春の新色よ」
「去年の春の新色があるだろ」
「それは新色と言わないの」
「どれも一緒に見えるけど」
「いやあね、私に興味がないからよ」
「あるとも」
「ふん、じゃ、今日の服はいつ買ったものか知ってる?」
「え? いつも着てるだろ」
「そうよ、いっつもいっつもこれ!」
そういういい方はずるいよ。
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