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第五百四十三話
桜のつぼみが二つ三つ。
春が来たって感じ。
「はーるがきーたー」
おいおい、トイレで歌うのは妻か。
もう、恥ずかしくないのか。
「ご近所に聞こえるぞ」
「掃除してるのよ」
「あ、そう」
「あなたも二階のトイレくらい掃除して」
「そ、そうだな」
確かに、僕も使うんだし。
妙にやる気になってブラシで擦る。
「はーるばる来たぜ、はーこだてー」
働いてる気満載で歌が出る。
ねじり鉢巻きしたいぐらいだ。
「あなた、ご褒美のたこ焼きよ!」
桜のつぼみが二つ三つ。
春が来たって感じ。
「はーるがきーたー」
おいおい、トイレで歌うのは妻か。
もう、恥ずかしくないのか。
「ご近所に聞こえるぞ」
「掃除してるのよ」
「あ、そう」
「あなたも二階のトイレくらい掃除して」
「そ、そうだな」
確かに、僕も使うんだし。
妙にやる気になってブラシで擦る。
「はーるばる来たぜ、はーこだてー」
働いてる気満載で歌が出る。
ねじり鉢巻きしたいぐらいだ。
「あなた、ご褒美のたこ焼きよ!」
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