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第五百二十七話

 朝から英語のCDを聞いて発音練習をしていると、妻が邪魔をする。

 はたきを持ってなぜか私の周りをはたく。

「なぜ英会話?」

「いや、東京五輪のときには道を聞かれるかもしれないだろ。今からやらないと」

「あら、がんばってね」

「君は何かしないの?」

「考えてるわ」


 そう言うと二階の納戸に。


「見ないでね」

 鶴の恩返しでもあるまいし。

 応援のポンポンを作ってる。

 二つしか作ってないのにいつの間にか昼寝か。


 予想を裏切らないね。

 

 

 


 

 

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