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第五百二十二話
鼻歌が聞こえる。
「もうすぐできるわよ」
「お、美味そうだな」
「ちらしずしをお花見に」
「いいねえ」
こちらもせっせと準備。
「あら、私の帽子はどこかしら」
「クローゼットじゃないか」
「ううん、ここに片づけたはず」
ということはどこにあるかわからないんだな。
「日傘でいいよ」
「だって、お弁当を持っていくのに両手がふさがるわ」
探すこと三十八分。
あきらめて玄関に。
「あら、やだぁ」
ほら、玄関の帽子掛けにあるじゃないか。
鼻歌が聞こえる。
「もうすぐできるわよ」
「お、美味そうだな」
「ちらしずしをお花見に」
「いいねえ」
こちらもせっせと準備。
「あら、私の帽子はどこかしら」
「クローゼットじゃないか」
「ううん、ここに片づけたはず」
ということはどこにあるかわからないんだな。
「日傘でいいよ」
「だって、お弁当を持っていくのに両手がふさがるわ」
探すこと三十八分。
あきらめて玄関に。
「あら、やだぁ」
ほら、玄関の帽子掛けにあるじゃないか。
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