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第五百十話
足でふすまを開けていると、なぜか足がつった。
「いったーい!」
両手が洗濯物でふさがっているから。
折角畳んだ洗濯物がバサッと落ちる。
「うわーっ、何してるんだよ!」
夫が年賀状に版画スタンプを押していたのだ。
「そんなこと言ったって、足がつったの」
「つるなよ!」
「そんな!」
私の体を押しのけ、年賀状を寄せ集める夫。
「ちっ、いい版画なのに……」
プチっ、切れました。
夫は夕食からとてつもない後悔の念に襲われました。
足でふすまを開けていると、なぜか足がつった。
「いったーい!」
両手が洗濯物でふさがっているから。
折角畳んだ洗濯物がバサッと落ちる。
「うわーっ、何してるんだよ!」
夫が年賀状に版画スタンプを押していたのだ。
「そんなこと言ったって、足がつったの」
「つるなよ!」
「そんな!」
私の体を押しのけ、年賀状を寄せ集める夫。
「ちっ、いい版画なのに……」
プチっ、切れました。
夫は夕食からとてつもない後悔の念に襲われました。
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