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第五百三話
ぐらぐらと沸き立つ鍋。
「美味そう」
「ほんと、エビもホタテもイカも入ってるわよ」
「どうしたの?」
「ふふふ、孫のお誕生日よ」
「でも、孫はここにいないよ」
「そうね、お祝いはしないと」
「何か送ったのか」
「ええ、お小遣いを」
「気が利くな」
「もちろん」
そこへ宅配便。
「これは?」
「孫のプレゼントを探していたら安いセーターがあったの」
「お小遣いも送ったのにか」
「これは私の」
「僕のは?」
「男物はなかったわ」
嘘だな。
ぐらぐらと沸き立つ鍋。
「美味そう」
「ほんと、エビもホタテもイカも入ってるわよ」
「どうしたの?」
「ふふふ、孫のお誕生日よ」
「でも、孫はここにいないよ」
「そうね、お祝いはしないと」
「何か送ったのか」
「ええ、お小遣いを」
「気が利くな」
「もちろん」
そこへ宅配便。
「これは?」
「孫のプレゼントを探していたら安いセーターがあったの」
「お小遣いも送ったのにか」
「これは私の」
「僕のは?」
「男物はなかったわ」
嘘だな。
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