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第四百九十六話

 春も終わり、花粉とともに冬服を片づける。

「クリーニングに出さないとね」

 仕分け開始。

 こたつ布団は出す。

 コートは出す。

 彼のウールのセーターは洗う。

 ボタン穴が縮むからカーディガンは出す。

 カーペットは出す。

 いろいろと車に詰め込んでクリーニングに持っていく。

「全部で七千六百八十円です」

「え? ちょっと待って」

 あわてて夫のセーターやカーディガンは外す。

「これでお願いね」

「五千三百円です」


 私のものは品がいいから。


 


 



 

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