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第四百八十九話
雨が降って来た。
二人で傘が一本。
「小さい折りたたみしかないけど」
「ないよりましよ」
二人の肩が小さな傘からはみ出る。
「ねえ、私ずぶ濡れよ」
「僕もだよ」
「もうちょっと傘に入れて」
肩を抱き寄せようとするが太くて無理だな。
「ちょっと、雨宿りしない」
「うん、お好み焼き店が開いてる」
そこで特製お好み焼きにビール。
「久しぶりね」
「年をとるとお好み焼きでビールというのは腹が張るからな」
雨上がり、虹を見ながら帰る。
雨が降って来た。
二人で傘が一本。
「小さい折りたたみしかないけど」
「ないよりましよ」
二人の肩が小さな傘からはみ出る。
「ねえ、私ずぶ濡れよ」
「僕もだよ」
「もうちょっと傘に入れて」
肩を抱き寄せようとするが太くて無理だな。
「ちょっと、雨宿りしない」
「うん、お好み焼き店が開いてる」
そこで特製お好み焼きにビール。
「久しぶりね」
「年をとるとお好み焼きでビールというのは腹が張るからな」
雨上がり、虹を見ながら帰る。
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