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第四百八十四話

 手紙を書いている。

 だが、字がわからない。

 いつもは変換して簡単にできるのが手書きとなると何も思い出せない。

「えーと、辞書はどこ」

 ふと、振り返ると夫が読書している。

「ねえ、あいさつってどう書いたっけ」

「えーと、てへんにカタカナのムに矢」

「そうそうそうだったわね。さつは?」

「てへんにひらがなのくを三つ、夕方の夕」

「やっぱりそうか。そうだと思った」

 夫が本を持って立ち上がる。

「どこ行くの」


「辞書持ってくる」

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