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第四百七十四話

 夜寝ているときに突然の激痛。

「うわあ!!」

「どうしたの」

「足がつった!」

「あら、大変」

 と言いつつ妻は寝る。

「ぐぐぐぐぐ」

 布団を握りしめて痛みに耐える。

 二カ月に一回ぐらいこんな目に遭う。

 なぜ、俺だけなんだ。

 食事だって睡眠時間だってそう妻と変わらないはずだ。

 妻はいびきもかき始めた。

 足を引きずりながらテレビをつける。

 夜中のケーブルテレビの映画に驚きの描写の数々。

 

「いやあね」


 いつの間にか妻が。


 違うってば。

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