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第四十七話

 朝から孫が来た。

「おばあちゃん、この指とーまれ!」

「なんで?」

「いいからとまって」

「はいはい」

 小さな人差し指につかまる大きな手。

「じゃ、かくれんぼするんだね」

「したくないけど」

「この指に止まったでしょ! 僕が鬼になってあげるから隠れていいよ」

 そう言われてもどこに身を隠す。

 

 床の間の軸の後ろに隠れようとした途端、転びかけた。

 慌てて掴んだ掛け軸。


 ビリッ。


「また叱られちゃうわ」


 しばらくこのまま隠れていたい。


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