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第四百六十六話

 雨が降っているから部屋干し。

 夫がなぜか手伝っている。

「どうして手伝ってくれるの?」

「別に」

「今日は飲み会でもある?」

「ない」

「何か買う気?」

「何も」

「今月はお祝い事が重なって出費が多いのよ」

「そう」

「もうそろそろ税金が」

「あのねえ、僕が洗濯物を干してるとどうしてそんなに下心があるかのような疑念を持つの?」

「別に」


 ピンポーン。


「あなた、焼酎の頒布会だって」

「う、うん。一緒に飲もうと思って」


 やっぱり。

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