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第四百六十四話
長襦袢の襟が汚れてるから洗濯した。
今日は歌舞伎を見に行くの。
外したんだからまた縫い付けないと。
でも、簡単装着の襟を買ってあるから安心。
長襦袢に載せるだけ。
だが、着物を羽織るとずれて襟が浮いてしまう。
襟のついている台が大きいから着物より浮き上がる。
挑戦すること一時間。
汗もつれになった着物姿。
セットした髪が乱れて『お夏狂乱』のようだ。
「あれ、もう行ってきたの?」
疲れ切った姿を見て夫が言う。
違うってば!
長襦袢の襟が汚れてるから洗濯した。
今日は歌舞伎を見に行くの。
外したんだからまた縫い付けないと。
でも、簡単装着の襟を買ってあるから安心。
長襦袢に載せるだけ。
だが、着物を羽織るとずれて襟が浮いてしまう。
襟のついている台が大きいから着物より浮き上がる。
挑戦すること一時間。
汗もつれになった着物姿。
セットした髪が乱れて『お夏狂乱』のようだ。
「あれ、もう行ってきたの?」
疲れ切った姿を見て夫が言う。
違うってば!
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