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第四十四話

 子どもたちがサッカーをしている。

 目の前をボールを転がって来た。

「すみませーん」

 片手をあげて子どもたちに笑顔で返事する。

 ボールを追いかけていく。

 コロコロコロコロ。

 坂を下る前に止めなきゃ。

 走ったが間に合わない。

 やがて、子どもたちのがっかりした声が聞こえる。

「あーあ、お前が取りに行けばよかったんだよ」

「だっておじいさんが取ってくれるって言ったもん」

 やっと捕まえたボール。


 坂道を上がる力はもうない。


 すまん。

 

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