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第四百三十八話

 いつものコンビニへ行く。

 スポーツ紙がない。

「もうないの?」

「ええ、アイドルグループのおかげですぐに買われちゃうんです」

「そうか、家内がほしがってね」

 すまなさそうに頭を下げるコンビニのお姉さん。

 仕方なく、少し先のコンビニへ行く。

「あ、あった!」

 残っていたスポーツ紙。

 少し鼻歌も出て家に帰る。

「ほら」

「ありがとう。やだ、写真が小さいわ。もっと大きいのなかった?」

「これだけだよ」


 なんで口がとんがるんだよ。


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