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第四百二十話
靴を磨いている。
よく見ると僕の古い下着。
靴箱の中に無造作に置かれている。
うん、確かに磨きやすい。
でも、せめて下着とわからぬように切ってもらいたい。
もちろん客も来ないし見る人はない。
よく考えてみると、妻の古いTシャツでもいいはずだ。
だが、そんなものが靴を磨くところに出てきた試しはない。
「ただいまぁ」
「おかえり」
「今日はあなたの好きなマグロを炙るわ」
「お、いいねえ」
なんか言いたいことがあったはずだが。
靴を磨いている。
よく見ると僕の古い下着。
靴箱の中に無造作に置かれている。
うん、確かに磨きやすい。
でも、せめて下着とわからぬように切ってもらいたい。
もちろん客も来ないし見る人はない。
よく考えてみると、妻の古いTシャツでもいいはずだ。
だが、そんなものが靴を磨くところに出てきた試しはない。
「ただいまぁ」
「おかえり」
「今日はあなたの好きなマグロを炙るわ」
「お、いいねえ」
なんか言いたいことがあったはずだが。
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