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第四百八話
銀行の粗品はどれも本当に粗品。
「ラップもたくさんいらない。
ポケットティッシュは街頭でももらう。
電子レンジ用容器だって売るほど持ってる。
メモ用紙だってあちらこちらに書いてどこに置いたか忘れるほどよ。
もっといいものがほしいわ」
文句を言い続けていたら、夫が足の爪を切りながらこう言った。
「宝くじ当たった人は預金したら家の中いっぱいのティッシュもらうのかねえ」
一人想像しながら笑う夫。
あなた、想像が貧困だわ。
銀行の粗品はどれも本当に粗品。
「ラップもたくさんいらない。
ポケットティッシュは街頭でももらう。
電子レンジ用容器だって売るほど持ってる。
メモ用紙だってあちらこちらに書いてどこに置いたか忘れるほどよ。
もっといいものがほしいわ」
文句を言い続けていたら、夫が足の爪を切りながらこう言った。
「宝くじ当たった人は預金したら家の中いっぱいのティッシュもらうのかねえ」
一人想像しながら笑う夫。
あなた、想像が貧困だわ。
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