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第四百話
家内がアイロンをかけている。
「珍しいね」
「肩が凝ったわ」
「何にアイロンを」
「二十年前のワンピース」
「へえ」
「やっとできたわ」
いそいそと着替える家内。
「やだー、少しきついわ」
「少しならいいじゃないか」
「コートにもなる前開きワンピースだったのに」
「何か羽織れば着られるんじゃないか」
「そうね、カーディガンでもいいわね」
一時間後、クローゼットから出てきた家内。
どこかで見た服……。
「僕のでしょ」
「ぴったり」
家内がアイロンをかけている。
「珍しいね」
「肩が凝ったわ」
「何にアイロンを」
「二十年前のワンピース」
「へえ」
「やっとできたわ」
いそいそと着替える家内。
「やだー、少しきついわ」
「少しならいいじゃないか」
「コートにもなる前開きワンピースだったのに」
「何か羽織れば着られるんじゃないか」
「そうね、カーディガンでもいいわね」
一時間後、クローゼットから出てきた家内。
どこかで見た服……。
「僕のでしょ」
「ぴったり」
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