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第四十話
「あ、痛い。また口の中噛んじゃった」
口を押さえてしかめ面の家内。
「それは、肩が凝ってるんだよ」
「そうかしら」
「どれ、揉んであげよう」
久しぶりに家内の肩に手を置くと、あの細かった肩は何処に。
私より頑丈そうな肩。
「ああ、いい気持ち」
五分ほど経つとワナワナと手が震えてきた。
「おしまい」
「ありがとう。あなたもしてあげるわ」
肩を揉みながら家内が呟く。
「あなた、昔はがっちりしていたのに痩せたわね」
誰のせいだ。
「あ、痛い。また口の中噛んじゃった」
口を押さえてしかめ面の家内。
「それは、肩が凝ってるんだよ」
「そうかしら」
「どれ、揉んであげよう」
久しぶりに家内の肩に手を置くと、あの細かった肩は何処に。
私より頑丈そうな肩。
「ああ、いい気持ち」
五分ほど経つとワナワナと手が震えてきた。
「おしまい」
「ありがとう。あなたもしてあげるわ」
肩を揉みながら家内が呟く。
「あなた、昔はがっちりしていたのに痩せたわね」
誰のせいだ。
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