391/612
第三百九十一話
雨が降っている。
「じん、ほら傘を振り回すとおじいちゃんが濡れちゃうからダメだよ」
宏君が諭す。
じんの誕生日でレストランに行くのだが、うれしくてじんは聞いてない。
「おじいちゃん、この傘ねママに買ってもらったの」
「かっこいいな」
「うん、パパはこの長靴だよ」
「ふーん、いいね」
「ごちそうはおじいちゃんだね」
「そうだよ」
「おばあちゃんは?」
「寝る前に本を読んであげるわ」
「じゃ、二冊ね」
それでいいのか、安いな。
雨が降っている。
「じん、ほら傘を振り回すとおじいちゃんが濡れちゃうからダメだよ」
宏君が諭す。
じんの誕生日でレストランに行くのだが、うれしくてじんは聞いてない。
「おじいちゃん、この傘ねママに買ってもらったの」
「かっこいいな」
「うん、パパはこの長靴だよ」
「ふーん、いいね」
「ごちそうはおじいちゃんだね」
「そうだよ」
「おばあちゃんは?」
「寝る前に本を読んであげるわ」
「じゃ、二冊ね」
それでいいのか、安いな。
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。