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第三百八十七話
「おばあちゃん、きららのおんぶを僕がしてあげる」
じんは背負うことが楽しいと思ってるようだ。
「ありがとう、でもいいわ」
「僕がしてあげるってば」
そこで、二十年以上前娘が使った人形を出してくる。
「これを背負ってごらん」
「おじいちゃん、それお人形じゃん」
「ほら、可愛いぞ」
仕方なしに兵児帯で背負って見せる。
そこへ町内会長さんがやって来た。
「あ、お孫さんが寝てますね、では後で」
いいえ人形ですとは言えなかった。
「おばあちゃん、きららのおんぶを僕がしてあげる」
じんは背負うことが楽しいと思ってるようだ。
「ありがとう、でもいいわ」
「僕がしてあげるってば」
そこで、二十年以上前娘が使った人形を出してくる。
「これを背負ってごらん」
「おじいちゃん、それお人形じゃん」
「ほら、可愛いぞ」
仕方なしに兵児帯で背負って見せる。
そこへ町内会長さんがやって来た。
「あ、お孫さんが寝てますね、では後で」
いいえ人形ですとは言えなかった。
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