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第三百八十五話
あれれ、町内会で草引きだって。
「去年が暑かったから今年は早めにだって」
「そうか、じんも行くか?」
「うん」
じんは大きすぎる軍手がおばけのようだ。
「草はこの袋に入れてね」
家内がスーパーの袋を渡す。
「おばあちゃん、すごい恰好だね」
「ええ、完全防備よ。これならシミもできないわ」
見ると、麦わら帽子に日焼け止めを塗りまくった顔。
タオルを首に二重に巻いて肘までの手袋。
三十分後、完全防備の家内だけが暑さで倒れた。
あれれ、町内会で草引きだって。
「去年が暑かったから今年は早めにだって」
「そうか、じんも行くか?」
「うん」
じんは大きすぎる軍手がおばけのようだ。
「草はこの袋に入れてね」
家内がスーパーの袋を渡す。
「おばあちゃん、すごい恰好だね」
「ええ、完全防備よ。これならシミもできないわ」
見ると、麦わら帽子に日焼け止めを塗りまくった顔。
タオルを首に二重に巻いて肘までの手袋。
三十分後、完全防備の家内だけが暑さで倒れた。
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