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第三百六十四話
近所を散歩すると春を感じさせる花が咲きだした。
白梅の見事な枝ぶりのお宅がある。
庭に出ているご主人に声を掛ける。
「素晴らしい白梅ですね」
「あ、どうも。父が育てていたのですが先月亡くなりまして」
「そうでしたか」
「でも、褒めていただくのをきっと喜んでいると思います」
「これからはあなたが育てるんですか」
「ええ、その枝は切るなって声が聞こえそうです」
少し笑いながら話す息子さん。
心温まる白梅の香りに包まれた。
近所を散歩すると春を感じさせる花が咲きだした。
白梅の見事な枝ぶりのお宅がある。
庭に出ているご主人に声を掛ける。
「素晴らしい白梅ですね」
「あ、どうも。父が育てていたのですが先月亡くなりまして」
「そうでしたか」
「でも、褒めていただくのをきっと喜んでいると思います」
「これからはあなたが育てるんですか」
「ええ、その枝は切るなって声が聞こえそうです」
少し笑いながら話す息子さん。
心温まる白梅の香りに包まれた。
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