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第三百五十四話

 久しぶりに雨が降った。

 気温は高いと言っても、雨が降ると肌寒い。

 友人に手紙を書いたのでポストまで出しに行く。

「あなた、これも出して」

 家内の手には白い封筒。

 宛名を見ると男性の名前。

 妙に気になる。

 ポストに行くまで気が重い。

 この名前、誰だっけ。

 思い出しそうで思い出せない。

 そうだ。

 一昨日の死亡広告だ。

「小学校の時の担任のお父様が亡くなってる。百四歳ですって」

 その元担任は八十四歳で喪主だとか。


 静かに雨が降る。


 

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