前へ目次 次へ 35/612 第三十五話 う、寝床で足がつった。 「イタタタ」 「どうしたんですか?」 「足がつった~」 「あらあら、大丈夫?」 「痛いなあ」 足をさすっていると、もう寝息が聞こえる。 昔は足をさすってくれたのに、今は背中を向けて寝る家内。 電気が眩しいらしい。 痛さで目が覚めてしまった。 仕方なく起きてテレビをつける。 テレビのニュースでは何件も続く孤独死の話題を報じている。 つった足がまだ痛い。 足をさすりながらその話題をすごく身近に感じた私。