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第三百四十八話
「おばあちゃん、お人形買って」
「え? お人形?」
じんがねだっている。
「何で?」
「ママがきららを貸してくれない」
「貸すって……」
妹はまだ首も座らないんだから。
そこで押入れから古い抱き人形を探してきた。
「ほら、お人形だよ」
「わ、ちょっと汚いね」
「ママが使ってたからね」
でも、じんは嬉しそうだ。
「あら、懐かしい」
娘も嬉しそうだ。
「これがないと寝なかったね」
早速じんの背中におんぶさせる。
昭和の香りがするねえ。
「おばあちゃん、お人形買って」
「え? お人形?」
じんがねだっている。
「何で?」
「ママがきららを貸してくれない」
「貸すって……」
妹はまだ首も座らないんだから。
そこで押入れから古い抱き人形を探してきた。
「ほら、お人形だよ」
「わ、ちょっと汚いね」
「ママが使ってたからね」
でも、じんは嬉しそうだ。
「あら、懐かしい」
娘も嬉しそうだ。
「これがないと寝なかったね」
早速じんの背中におんぶさせる。
昭和の香りがするねえ。
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