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第三百三十三話
家内が思い出したように英会話の教材を開く。
確か二年前に買った気がする。
「レッスンワン」
そこだけは孫のじんでも言える。
やがて、家内の声が聞こえなくなった。
見ると、すやすやと寝息を立てている。
イヤホンをつけたままだ。
そっとはずして消す。
起きた家内が部屋に来てこう言った。
「あなた、消したでしょう」
「うん、よく寝てたから」
「ダメよ。眠っていても聞いてると覚えるんだって」
誰がそんなバカなことを言ってるんだ!
家内が思い出したように英会話の教材を開く。
確か二年前に買った気がする。
「レッスンワン」
そこだけは孫のじんでも言える。
やがて、家内の声が聞こえなくなった。
見ると、すやすやと寝息を立てている。
イヤホンをつけたままだ。
そっとはずして消す。
起きた家内が部屋に来てこう言った。
「あなた、消したでしょう」
「うん、よく寝てたから」
「ダメよ。眠っていても聞いてると覚えるんだって」
誰がそんなバカなことを言ってるんだ!
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