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第三百三十話

 昔は家に電話がなかった。

 夕食時にかかってきたりすると、両親は隣に悪いと恐縮していたっけ。

 それが今ではどうだ。

 そんなに人と話すことがあるのだろうか。

 歩いているときも待ち合わせているときも、みんな電話を使ってる。

 話さずとも、呟ける今の電話。

 友人が使うのをやめた。

「静かになったよ」


 先日雪で電車が止まった。

 彼が待ち合わせの場所に来ない。

 家はもう出ているとか。

 待つこと三時間。


 彼はその日またケータイを買った。

 

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