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第三百十八話
家内と二人で散歩に出る。
どこからとなく聞こえる懐かしいラッパの音。
「えー、焼き芋、石焼き芋~」
昔はリヤカーで売っていたが、今は軽四なのか。
「あなた、おいしそうよ」
「そうだな、食べようか」
「二つください」
「はい、ありがとうございます」
見ればまだ若者だ。
昔は焼き芋屋と言えば年配の男性だった。
途端に家内がこう言った。
「お父さんが食べるって言うから」
ん? なぬ?
焼き芋食べるって言い出したのは、私だったっけ?
家内と二人で散歩に出る。
どこからとなく聞こえる懐かしいラッパの音。
「えー、焼き芋、石焼き芋~」
昔はリヤカーで売っていたが、今は軽四なのか。
「あなた、おいしそうよ」
「そうだな、食べようか」
「二つください」
「はい、ありがとうございます」
見ればまだ若者だ。
昔は焼き芋屋と言えば年配の男性だった。
途端に家内がこう言った。
「お父さんが食べるって言うから」
ん? なぬ?
焼き芋食べるって言い出したのは、私だったっけ?
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