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第三百十一話
安かったパンジーもすっかり根付いた。
特に黄色の花が大きいのはなぜかなあ。
紫色の花は可憐ではかなげだ。
まるで、悲劇のヒロインのようだ。
肥料もときどきやるが、全部この黄色が吸い尽くしているのではないだろうか。
「ほら、この黄色のパンジーは君に似ているぞ」
「あら、そうかしらん」
家内はなぜかとても嬉しそうだ。
「凛としているぞ」
「そうね、とても色もきれいよねえ」
「うん、そうだね」
態度がでかいとは言うべからず。
安かったパンジーもすっかり根付いた。
特に黄色の花が大きいのはなぜかなあ。
紫色の花は可憐ではかなげだ。
まるで、悲劇のヒロインのようだ。
肥料もときどきやるが、全部この黄色が吸い尽くしているのではないだろうか。
「ほら、この黄色のパンジーは君に似ているぞ」
「あら、そうかしらん」
家内はなぜかとても嬉しそうだ。
「凛としているぞ」
「そうね、とても色もきれいよねえ」
「うん、そうだね」
態度がでかいとは言うべからず。
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