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第三百四話
「おじいちゃん、凧揚げしよう」
じんが凧を持ってやって来た。
「ようし、じゃ、川原に行こう」
「やったー!」
二人で出かけると、ちょうどの風が吹いている。
じんは持ってやたらと走るだけだから一つも上がらない。
「違うよ、じん。貸してごらん。こうやるんだよ」
少しの風を上手に受けて凧が高く上がる。
「僕にもやらせて」
「ちょっと待って、もう少し」
じんを待たせていると、やがてしくしく泣き出した。
「僕の凧なのに返してよ」
「おじいちゃん、凧揚げしよう」
じんが凧を持ってやって来た。
「ようし、じゃ、川原に行こう」
「やったー!」
二人で出かけると、ちょうどの風が吹いている。
じんは持ってやたらと走るだけだから一つも上がらない。
「違うよ、じん。貸してごらん。こうやるんだよ」
少しの風を上手に受けて凧が高く上がる。
「僕にもやらせて」
「ちょっと待って、もう少し」
じんを待たせていると、やがてしくしく泣き出した。
「僕の凧なのに返してよ」
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