284/612
第二百八十四話
娘と孫がやって来た。
「ほら、すごいでしょう」
見ると、チラシをホッチキスで留めた手作りノート。
「誰が作ったんだい?」
「パパだよ」
そばから娘が笑ってる。
「家族が増えるから節約って言ったら、宏さんがノートも手作りって」
「ほう」
「本当はね、じんが少し書いたらすぐ次のページってもったいないからなの」
「名前を書いてごらん」
「じは書けるけど、んが難しいんだ」
口をへの字にして書くじん。
出来上がった名前は『じく』。
娘と孫がやって来た。
「ほら、すごいでしょう」
見ると、チラシをホッチキスで留めた手作りノート。
「誰が作ったんだい?」
「パパだよ」
そばから娘が笑ってる。
「家族が増えるから節約って言ったら、宏さんがノートも手作りって」
「ほう」
「本当はね、じんが少し書いたらすぐ次のページってもったいないからなの」
「名前を書いてごらん」
「じは書けるけど、んが難しいんだ」
口をへの字にして書くじん。
出来上がった名前は『じく』。
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。