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第二十七話
本屋で立ち読みをすると、どの本も買いたくなる。
だが買うと満足してしまって積ん読状態になる。
そんな理由で本が溢れかえる書斎。
「この間買った本見せて」
「何の本?」
「あなたが面白そうだって言ってた本」
「タイトルは?」
「忘れたわ、暇なの。面白い本貸して」
「どれがいいかな」
「あなたがお薦めの本でいいの」
「いや、どれも面白いは面白いけど」
家内の怪しむ目つき。
「読んでないのね」
聞こえないふりをして散歩に出る私。
本屋で立ち読みをすると、どの本も買いたくなる。
だが買うと満足してしまって積ん読状態になる。
そんな理由で本が溢れかえる書斎。
「この間買った本見せて」
「何の本?」
「あなたが面白そうだって言ってた本」
「タイトルは?」
「忘れたわ、暇なの。面白い本貸して」
「どれがいいかな」
「あなたがお薦めの本でいいの」
「いや、どれも面白いは面白いけど」
家内の怪しむ目つき。
「読んでないのね」
聞こえないふりをして散歩に出る私。
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