267/612
第二百六十七話
やたらと静かな雨降りの朝。
「やだ、もうこんな時間」
家内が隣で飛び起きる。
「いいよ、どうせ休みだ」
「ううん、今日は友だちと約束があるの」
「ふーん、どうせ昼だろう。ゆっくりしたらいいさ」
「でも、遠いもの」
「どこまで行くの」
「日光」
「えっ?」
「紅葉を見るツアーよ」
「いつの間に申し込んだの?」
「違うわよ、生け花仲間の三人で」
「そっか。雨で残念だな」
ということは、孫の守は私か。
「おじいちゃん」
もう来たのか。
やたらと静かな雨降りの朝。
「やだ、もうこんな時間」
家内が隣で飛び起きる。
「いいよ、どうせ休みだ」
「ううん、今日は友だちと約束があるの」
「ふーん、どうせ昼だろう。ゆっくりしたらいいさ」
「でも、遠いもの」
「どこまで行くの」
「日光」
「えっ?」
「紅葉を見るツアーよ」
「いつの間に申し込んだの?」
「違うわよ、生け花仲間の三人で」
「そっか。雨で残念だな」
ということは、孫の守は私か。
「おじいちゃん」
もう来たのか。
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。