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第二百五十九話

 「シロヤギさんからお手紙ついた~」

 と、朝から童謡を口ずさむ家内。

 歌いながら手には手紙を持っている。

「誰から?」

「秘密」

「ふーん、どうせ不動産のダイレクトメールだな」

「違うもん」

 そういいながらエプロンのポケットに入れた。

 いつもならテーブルにポンと置くのに。

 そうなると余計に見たい。

 やっと、買い物に出かけたようだ。

 ポケットにはクリスマス用メンズギフトお買い上げのお知らせ。


 ふーん。


 うん、私も買いに行くか。


 

 

 

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