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第二百五十一話
寒いなあ。
庭いじりをしている家内に話しかける。
「私のマフラーはどこだ?」
「えーと、二階のタンスの二番目の引き出し」
「そうか」
トントンと二階へ上がる途中、ものすごい勢いで家内が走ってきた。
「あなた、違う違う。下の古いタンスだったわ」
肩で息するほどのあわてよう。
「何をそんなにあわててるんだよ」
「別に」
怪しい、さてはへそくり?
「どこ行くの」
知らん顔して二階のタンスを見に。
私のラブレター。
まだあったのか。
寒いなあ。
庭いじりをしている家内に話しかける。
「私のマフラーはどこだ?」
「えーと、二階のタンスの二番目の引き出し」
「そうか」
トントンと二階へ上がる途中、ものすごい勢いで家内が走ってきた。
「あなた、違う違う。下の古いタンスだったわ」
肩で息するほどのあわてよう。
「何をそんなにあわててるんだよ」
「別に」
怪しい、さてはへそくり?
「どこ行くの」
知らん顔して二階のタンスを見に。
私のラブレター。
まだあったのか。
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