前へ目次 次へ 25/612 第二十五話 朝から地響きを立てそうな勢いで踏み台昇降する家内。 「そんなことより近所を散歩したらいいだろ」 「あら、あなた何も知らないのね」 そんな、何も知らないと言われるほどのことか。 「十分でワンセットで済むのよ。時間短縮よ」 どうせ、暇なのに。 テレビから目を離さずに私と話す家内。 「見て、あなた、このサウナスーツ着ればもっと効果的だわ。買おうかしら」 ああ、テレビを見ながら体操して買い物して。 心配だ! 日本の行く末が。