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第二百四十四話
「もしもし、聞こえますか」
「ああ、聞こえるよ。じん、もっと離れてくれないと」
隣で話すから、誰でも聞こえるよ。
紙コップで作った糸電話。
「糸がピンと張るぐらいに離れてごらん」
「このくらい?」
大声で叫ぶじん。
「だから、そんな大声でなくてこの電話で話してごらん」
うーん、糸電話の仕組みが分かってないな。
そこで、ひそひそと話しかける。
「戸棚にチョコが隠されてるぞ」
「どこ?」
「三番目の引き出し」
秘密の話に限る。
「もしもし、聞こえますか」
「ああ、聞こえるよ。じん、もっと離れてくれないと」
隣で話すから、誰でも聞こえるよ。
紙コップで作った糸電話。
「糸がピンと張るぐらいに離れてごらん」
「このくらい?」
大声で叫ぶじん。
「だから、そんな大声でなくてこの電話で話してごらん」
うーん、糸電話の仕組みが分かってないな。
そこで、ひそひそと話しかける。
「戸棚にチョコが隠されてるぞ」
「どこ?」
「三番目の引き出し」
秘密の話に限る。
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