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第二百三十九話
小豆を一晩魔法瓶に入れておいた。
朝になったら柔らかくなってる。
これでぜんざいができる。
鍋に移して、砂糖を一袋。
太るはずよねえ。
「お、この匂いはぜんざいか?」
「あら、よくわかったわね」
「それはわかるよ。昔、この匂いがすると嬉しかったもんなあ。もちはあるか?」
「買ってきて」
「よし」
夫は機嫌よくスーパーへ買いに行った。
孫もやってきた。
「この匂いなあに?」
「ぜんざいよ」
「それなあに」
今の子は知らないのね。
小豆を一晩魔法瓶に入れておいた。
朝になったら柔らかくなってる。
これでぜんざいができる。
鍋に移して、砂糖を一袋。
太るはずよねえ。
「お、この匂いはぜんざいか?」
「あら、よくわかったわね」
「それはわかるよ。昔、この匂いがすると嬉しかったもんなあ。もちはあるか?」
「買ってきて」
「よし」
夫は機嫌よくスーパーへ買いに行った。
孫もやってきた。
「この匂いなあに?」
「ぜんざいよ」
「それなあに」
今の子は知らないのね。
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