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第二百三十八話

 新聞を開いてこのインクの匂いを嗅ぐ。

 結構これが好きなのかもしれない。

「あなた、お茶とコーヒーどちらにする?」

「ああ、紅茶が飲みたい」

「あのね、私はお茶かコーヒーって言ったの」

「私は紅茶が飲みたい」

「ないの!」

「ないのかあ」

「なんでないものをほしがるのかしらねえ」

「紅茶ぐらいどこかに入ってるんじゃないか」

「うん、探してみる」

 押入れを覗いていた家内が叫ぶ。

「あった。この間の葬式のお返し」


 なんだかなあ。

 

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