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第二百二十七話

 「おばあちゃーん」

 朝から元気に叫んでる孫。

「は~い」

 どこかこもった声。

 家内はどこにいるんだ?

「おばあちゃん。どこ?」

「二階の納戸」

 何を片づけてるのか、それとも不用品の店を開いているのか。

「すごいねえ」

「これ、ママのアルバム」

「痩せてたんだねえ、ママもおばあちゃんも」

「そうよ、きれいでしょ」

「これ、誰?」

「おじいちゃん」

 ん? 若いときはハンサムだよ。

「首だけ出して怖いね」

 え?



 砂風呂に入ってるところだ。

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