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第二百六話
家内が珍しく裁縫をしている。
「どうしたんだい」
「あなたのシャツのボタン取れてるから」
「そうか、ありがとう」
シャツの隣にはゴムの緩いパンツとステテコが。
「それも直してるから」
何でもそうやって繕ってくれるのはいいねえ。
家内がやけに女らしく見える。
ふと、目に入ったごみ袋。
「こちらは?」
「ああ、私のよ。もう不燃物の日に出そうと思って」
「ふーん」
僕のよりずっと新しくて色あせてない下着。
気前よく捨てるんだな。
家内が珍しく裁縫をしている。
「どうしたんだい」
「あなたのシャツのボタン取れてるから」
「そうか、ありがとう」
シャツの隣にはゴムの緩いパンツとステテコが。
「それも直してるから」
何でもそうやって繕ってくれるのはいいねえ。
家内がやけに女らしく見える。
ふと、目に入ったごみ袋。
「こちらは?」
「ああ、私のよ。もう不燃物の日に出そうと思って」
「ふーん」
僕のよりずっと新しくて色あせてない下着。
気前よく捨てるんだな。
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