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第二百五話

 ブルブル。

 ちょっと寒いな。

「おーい、僕のカーディガンどこにある」

「えーと、二階のタンスの中にぶら下がってる」

「すごいな、僕の服全部わかるんんだね」

「もちろんよ」

 家内は見たことない服を着ている。

「あれ、その服初めて見たな」

「あら、そうかしら。二年前に買ったのよ」

「ふーん」

「ちょっと出かけてくる」

「ああ、その靴も見たことないな」

「これ、三年前のものよ」


 絶対に怪しい。

 僕のものは少ないから把握してるのか。

 

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