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第百九十九話
朝からケータイが鳴る。
「私よ。ランチでもどう?」
「いいわねえ」
いそいそと着替えて街に出る。
久しぶりに会った友人は痩せていた。
「どうしたの。痩せたわね」
「夫が病気で看病疲れ」
「あら、いいの? 出てきて」
「ええ、少し外出しろって息子に言われて」
友人とのランチは大変な介護とできた息子の話だった。
「ただいま」
娘と孫が我が家のアイスを食べている。
「母さん、これが最後のアイス」
私のはないのね。
人はそれぞれねえ。
朝からケータイが鳴る。
「私よ。ランチでもどう?」
「いいわねえ」
いそいそと着替えて街に出る。
久しぶりに会った友人は痩せていた。
「どうしたの。痩せたわね」
「夫が病気で看病疲れ」
「あら、いいの? 出てきて」
「ええ、少し外出しろって息子に言われて」
友人とのランチは大変な介護とできた息子の話だった。
「ただいま」
娘と孫が我が家のアイスを食べている。
「母さん、これが最後のアイス」
私のはないのね。
人はそれぞれねえ。
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