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第百九十七話
「こんにちは」
「あ、こんにちは」
通り過ぎてから、誰だったか思い出した。
振り返ったら向こうも振り返った。
「ああ、みっちゃん」
「信ちゃんじゃない?」
「君も僕のことわからないで挨拶したの?」
「うふふごめんね。どこかで見た顔だと」
「いい加減な人だな」
「あなたこそ。昔と変わらないのね」
「ちょっとお茶でも飲もうか」
「いいわねえ」
五十年ぶりに会った幼馴染。
久しぶりに会った初恋の人。
家内に寿司を買って帰ろうっと。
「こんにちは」
「あ、こんにちは」
通り過ぎてから、誰だったか思い出した。
振り返ったら向こうも振り返った。
「ああ、みっちゃん」
「信ちゃんじゃない?」
「君も僕のことわからないで挨拶したの?」
「うふふごめんね。どこかで見た顔だと」
「いい加減な人だな」
「あなたこそ。昔と変わらないのね」
「ちょっとお茶でも飲もうか」
「いいわねえ」
五十年ぶりに会った幼馴染。
久しぶりに会った初恋の人。
家内に寿司を買って帰ろうっと。
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