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第百八十八話
洗濯物をたたんでいると、家内が帰ってきた。
「あら、ありがとう」
「いや、たまにはね」
「毎日やってくれていいのよ」
「うーん、そうだな」
翌日、家内が洗濯物を取り入れると籠に入れて私の前に置く。
「なに?」
「たたんでちょうだい」
「えーっ、まあいいだろう」
そのまた翌日、洗濯物は私の書斎に。
「おいおい」
「あなたの仕事よ」
「何でだよ。今、本読んでるだろ」
「自分の言葉に責任を」
私の言葉を忘れないのが家内なんだよな。
洗濯物をたたんでいると、家内が帰ってきた。
「あら、ありがとう」
「いや、たまにはね」
「毎日やってくれていいのよ」
「うーん、そうだな」
翌日、家内が洗濯物を取り入れると籠に入れて私の前に置く。
「なに?」
「たたんでちょうだい」
「えーっ、まあいいだろう」
そのまた翌日、洗濯物は私の書斎に。
「おいおい」
「あなたの仕事よ」
「何でだよ。今、本読んでるだろ」
「自分の言葉に責任を」
私の言葉を忘れないのが家内なんだよな。
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